愚図
畳んだ洗濯物を運ぶ時に、道端に落としていくとか。
持ち物を1個持っては鞄に入れて、また1個持っては鞄に入れるとか。
手順良くやれば早く終わるのに、手間がかかってしまうこととか。
ふとした時にでる「要領の悪さ」が、自分を嫌いにさせる。
なんでこんなにも要領が悪いんだろうって考えてみた。
以前は単純に、私が考えなしに動いてるからだって思ってたけど、最近ひとつ気づいたことがある。
別に私は、考えなしにしか動けないわけじゃない。例えば、数人の友人と遊んだりすれば気を利かせることは出来るタイプだと思ってる。
カバンに荷物をしまう時にほかの荷物を持ってあげるとか、そういうの。
でもこれは、私が大事にしたいものに対してのエゴだから。自己満足だから出来ることであって。
正直、結果出来るならやり方なんてなんでもいいじゃんって思ってしまう。
バイトの先輩に、要領の悪さを指摘されたことがある。「何度も同じことやって、往復してって、面倒じゃない?」って言われた。
その時に、要領よく動くにはって考える方がずっと面倒だって気づいた。だから考えなしに動いてるんだなって分かった。
落とさないように態々籠を持ってきて洗濯物を運ぶより、落ちた洗濯物を拾いに戻る方が楽だ。
あれとこれとって持ち物を記憶して取りに回って鞄に詰めるより、「あ、これいるな」ってふと思い立ったものを持ってって鞄に詰める方が楽だ。
人生において、もっとも恐ろしい敵は「面倒」だと思う。
朝起きるのも、
シャワーを浴びるのも、
服を着替えるのも、
髪を整えてメイクをするのも、
最寄り駅まで自転車を漕ぐのも、
電車を待つのも、
人混みの中移動して乗り換えるのも、
90分座って授業を受けるのも、
帰るのも、
明日のアラームをセットするのも、
翌日もその翌日も同じことを繰り返すのも、
面倒くさい。
したい事をすることも面倒くさい。
ご飯を食べるのも、ゲームをするのも、働くのも、ダイエットするのも、誰かと遊ぶのも、こうしてブログを書くのも。
全部やりたいことのはずなのに、面倒くさい。
生きるのって、面倒くさいよなぁ。